HOME ==>MENU ==>ルート機能その1                                               2011.2.1
ルート機能でポイント操作をしよう。 D101にはこの機能はありません。
概  略
  • 日本に於いてもDCCも最近はある程度普及してきました。サウンドやデコーダー取り付けに手間が掛かるとはいえ特に走行派であるNゲージファンが熱心なようです。それはDCC化の手間と引き換えに得られるリアルで多彩な走行の効果が大きいからでしょう。しかしながら、ウェブやブログ、YOU TUBEで検索してもロコ関連以外ではDCCの機能が殆ど発揮されていません。
  •  そこで線路の高度化=ポイントの採用 という かなり乱暴な論理ですが、お座敷運転にポイントを、レイアウトではナガーイ配線さようなら ということで ルート機能でポイントを操作しよう に挑戦しませんか。

 

ルート機能概略
  • 例えば本線から機関庫へのルート上の複数ポイントの切替方向を含めルートとして番号を付て登録し其れを呼出して一括制御する機能
  • この機能はデコーダーにではなくDCCシステムに装備された機能ですので、ご使用のDCCシステムのマニュアルをご参照下さい。

 (MRC = ROUTE(設定はSYSの5 ADVANCE他、NCE=MACROS、DIGTRAX= 上位機種には装備?未確認)

ルートの利点
  • ワンタッチ切替なのでポイント操作が簡単でスピーディー
  • ポイント操作間違いによる脱線やショートが発生しない
  • 1つのポイントで2箇所の切替部を持つダブル(シングル)クロスやダブルスリップなどのロジカルコントロールの設定可
  • 最大8個のポイント(マシン)を1ルートとして一括制御出来るのでヤード、機関区だけでなく本線ルートの制御も可能
  • プログラミングも簡単で、追加機器不要
  • ポイント制御盤が不要になるので膨大な配線・メンテも不要。
ルートの問題点
  1. 設定したルートを記憶できるか
  2. ポイント操作の全てをルートで統括できるのか。
  3. 運用中にルート機能で処理不可能な場合の対応?
対策
  1. 各ルートのダイアグラム図を作っておけば良いでしょう。
  2. 全てのポイントは設定したルート内に存在するので必ず何処かのルートを利用できるのでいかなるポイント操作にも対応可
  3. 万が一ルート切替で矛盾が生じたら問題箇所のポイントだけ個別切替も出来る
ルート機能説明
  • ルート機能はあらかじめルートを決めて(本線から引込み線などの)その地点へ到達するまでに通過する全てのポイントのアドレスと切替方向をルートとして設定し、番号を付与して登録します。それを使用するときは付与された番号を呼び出し(ロコの呼び出しと同じに)ワンタッチで切替える機能です。
  • 下図の画像で説明しますと、A地点からBまで行くルートを設定するとしましょう。
  • 通過するポイント(マシン)は@、B、Cとなります。 そしてこのルートを仮に「1」とします。
  • マシン@はポイントの切替を「分岐」の設定として登録
  • Bはポイントの切替を「分岐」の設定として登録
  • Cはポイントの切替を「直進」の設定として登録
  • 以上3個のポイント(マシン)をルート「1」として設定登録して置きます
  • ルート1を呼び出して(ROUTEキーで)切替ボタンを押すとこの3個のポイント(マシン)が一斉に設定どうりの向きに切り替わるという機能の事です。
実験
1st.アト・シャイアン(DCC実験レイアウト)
ルート図
 

テーマは 機関区

機関区の主要な設備(蒸気の時代)

1、給炭台

2.給水タンク

3、アッシュピット

4、機関庫

5.サンドハウス&サンドタワー

6.給水栓(ウォーターカラム))

 

 

名称は「アト・シャイアン」

**由来**

  • 巨大な600tのコールステーションがとBigboyの運行で有名だったのがシャイアン駅でした。それにこの駅全体の写真集のようなものを所有していたので、其れを模して作ったのですが、途中計画変更で規模の大幅縮小という事態に見舞われ、最終的には、DCC実験場という主旨に転換しました。

 

仕 様

  • レール:シノハラ、ATLAS
  • ポイント: シノハラ、ATLAS
  • ポイントマシン:ATLAS, TORTOISE
  • アンカプラー :Kadee #308
  • デコーダー:MRC 1628
  • DCCシステム:MRC Prodigy ADVANCE
  • SIZE 2500x450

 *現在は2nd.アト・シャイアンとなり2つのエンドレスを持つレイアウトになっています。2011/1

NOTE
  • ルート設定するには全てのポイントのデコーダーにアドレスが設定済みのこと。ルート機能を使わなくてもポイントのアドレスは必須
  • ルート設定時そのルートの通る各ポイントのアドレスを登録する際同時にポイントの向きも一緒に登録します。一般的にはCABの方向切替(DIRECTIONキーで)を所定の向きにして登録します。
**DCCによるポイント操作が解らない方 [こちらを]
運用
実際の使用感は極めて良好でポイント切替の操作ミスは勿論皆無で、ポイント操作も早く、実際の鉄道らしくキビキビした動きになった。
動画1
@直進 〜 A直進 のルート 動画
動画2
@直進 〜 A分岐 のルート 動画
動画3
@分岐 〜 B分岐 〜 C直進 動画
 

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