DCCでポイントを動かそう 基本編
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概 略
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ポイントのDCC化はロコ同様大きな利点がある
1.各ポイントマシンを操作の為のスイッチパネルの設置やそれらを繋ぐ膨大なケーブル類が不要 |
2.Route機能(DCCシステム)を使えば、特定ルート上の複数のポイントを一括操作出来るので脱線事故が皆無 |
3.ユニトラックの電動ポイントを使えば、線路を繋ぐだけで配線一切不要で操作可能。 |
4.ポイントマシン制御にはステーショナリーデコーダー(アクセサリーデコーダー)が必要です。 |
- ポイントマシンの取付などメカニズムに関してはDCと全く同じですので、種類や動作については詳細は割愛します。
- 基本的にはマシン(駆動装置)は全てDC用を使います。
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ポイントのDCC化
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構 成
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ポイントマシン+ デコーダー |
アドレス
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各ポイントを明確に区別するためそれそれにアドレスを付ける |
操作方法
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手元のコントローラ(CAB)からロコと同じようにアドレスを指定して個々のポイントを操作します。
→パネル・スイッチ不要
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操作の伝達
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CABからの切替命令信号はレールを通してデコーダーに伝えられます。
→ポイントマシンへの配線不要
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マシンの給電
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TORTOISEやATLAS,ユニトラックなどのマシンは消費電流40-100mAなので命令信号と一緒にレールより給電 |
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複数のポイントマシンをルート別に一括制御できるので、ポイント操作が簡単である。
難しいダブル・スリップなどの切替も完全操作できる。
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ポ
イ
ン
ト
マ
シ
ン
の
種
類
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TORTOISE
下置きタイプでスローモーションタイプ、ポイントとの駆動リンクは付属のピアノ線1本で簡単・確実なので海外では一番人気です。
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LEMACO
下置き上置きタイプで古参のスローモーションタイプだが取付穴やリンクが複雑で調整が難しい。どういうわけか日本では人気機種
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- 2コイル型 Low-med カレント (ATLAS,PECO) 低―中電流 右図はATLAS
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ATLAS
上置きタイプだが薄くスマートなので違和感が少ない。 ATLASポイントとのセットはホックオン、枕木にパチンとはめるだけで僅か数秒でセット完了となります。 シノハラのポイントとも相性良好です。
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- バイポーラ型 ユニトラック電動ポイントに装備されているマシン電磁石の極性で切替る
- 適合デコーダー DS51K1
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ポイントの制御
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- モーター駆動タイプ・コイル駆動何れも各ポイントマシには其れを制御するデコーダー(アクセサリーデコーダー)が必要です。
- 各ポイントにはマシン1個に付きアドレスを付けます。
- *ステーショナリーデコーダーは#1−#127迄しか付与出来ない場合が多いので使用するデコーダーのマニュアル要参照
- マシンの操作はコントローラでACCY(SWITCH)キーでポイントのアドレスを呼び出して切り替えます。
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電気的
種別
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- 選択式 = ポイントの開いていない(ロコが進行できない)方向の線路に電気が流れないような仕組み
DCのようにロコを個別にコントロールできない場合の留め置等に便利
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NOTE
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- モーター駆動タイプのポイントマシンでしたら、走行用のデコーダーでも代用可能です。
- ポイントマシンに旧天賞堂・カワイ・模型社等の製品は消費電力が3A程度なので使用するデコーダーの容量に要注意です。
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モーター駆動タイプ
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ポイントマシン(SWITCH MACHINE)について
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TORTOISE
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LEMACO
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- スローアクションタイプの典型的製品、筺体が大きいが、ポイントとの機械的接続は付属のピアノ線で簡単に出来る。
- 基本的には下置きタイプ。
- ワイアー&ハーネスのキットも発売されていて、取付位置も自由度が高い
- LED並みの低消費モーター駆動なので電圧は掛けたまま使用しても発熱等問題なし。
次ページで詳しく説明
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- 直流モーターとギアでアームが横動し、各両端に達すると電源が切れ反対極のスイッチがON状態になる。
- 上置きも、下置きも可能だが、ポイントとの接続には正確な位置決めを要す。
- 取り付け専用キットも別売されている。
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適合デコーダー
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適合デコーダー
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- DITRAXのDS64
- **各種設定の方法がマニュアルを見ても複雑怪奇で私には????
- 走行用の普通の走行用デコーダーを使って制御もできます。
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- デコーダーとの配線は?デコーダー1628のターミナル(A-D)に下図のように配線します。
- アドレスをデコーダーに設定(マニュアル参照)
- *配線図にある抵抗は1628に添付されています。
- 赤字はTortoiseの端子番号
Tortoisの取付&操作
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デコーダーとの配線は?
- デコーダーはロコに使う普通のデコーダーなら何でもよい。配線は下図の通り。
- デコーダーモーター端子用の橙・灰をポイントマシンの 給電ターミナルに接続します。
- 入力用の赤・黒ケーブルはレールの両端に接続。
- 重複しないアドレスをデコーダーに設定(ロコと全く同じ)
- *このアドレスを呼び出しスロットルを最高(14,28,128)ボルトにセットして、前後進ボタンで左右切替をします。
- このアドレスは次回呼び出し時には最高ボルト設定が保持されています。
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ユニトラック
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ATLASのポイントマシン
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- 2コイルタイプ (ソレノイドタイプ)のポイントマシン、消費電流も0.2-3A
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適合デコーダー
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適合デコーダー
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DIGTRAX DS51k1及びDS52
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MRC1628
Snap-It他多数
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コイル駆動
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アクセサリーデコーダー(ステーショナリーデコーダー)について ご使用のデコーダーのマニュアル参照必須
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機能
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- 主にソレノイド/スローモーション等のポイントマシンの制御に使います。マシンタイプにより適合製品が違うので要マニュアル参照
- MRC1628はソレノイド/スローモーションの両方に対応し混用も可
- DS52は ソレノイド/スローモーション/ユニトラックのバイポーラに対応
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製品
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,Digitrax DS52 DS51K1(ユニトラック専用) NCE Snap-IT ,Switch-IT |
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プログラム
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- プログラミングは走行用デコーダーと少し異なり電源ON/OFFやジャンパー線等を使用するものが多い。
- 1628はCV値のみでプログラミングできる
- 通常1基で複数個のマシンを制御できます。 (DS51K1やSnap-ITは1個のマシンだけ)
アドレスの設定
- ポイント用デコーダーの場合、アクセサリー(ポイント マシン)く専用のアドレスを使うのでロコアドレスと重複も可です。 呼び出しはACCYキー、またはSWITCKキー(D101)を使います。 *切替は1 or 2
- 作動時間の設定 etc ロコ用と比べると設定項目は少ない。
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ステーショナリーデコーダーは通常の走行用のメイントラックに繋いでプログラミングします。 殆どアドレスだけの設定です。 |
配線
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- アクセサリーデコーダーは信号用と駆動用をレールより入力しますが一部製品は外部電源の2個の入力系を装備しています
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詳細
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- マシンの取付や操作方法など具体例は次のページです。
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操作
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- ロコ操作同様目的のポイントアドレスを入力し、操作する 呼び出しはACCY(MRC/NCE),SWITCH(D101)キーで
- ROUTE機能を使って複数個(MAX 8個)のポイントを一括操作出来る
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NOTE
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- ポイントのアドレスは原則としてロコアドレスと重複できます。
- 使用するアクセサリーデコーダーにより違う場合も有るのでマニュアル要参照
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参考資料
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ポイントについての基礎知識 イラストで説明 鉄道模型初心者には 必読 |
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